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【輸入評価】無償支給品Assistsを見落とさない

Affected(対象): 米国輸入者が海外製造者へ材料、部品、金型、工具、設計などを無償または値引きして提供する取引 Effective(基準): 19 CFR §§ 152.102–152.103の現行規定を基準(2

当局・情報源
U.S. Customs and Border Protection / eCFR
適用時期
一次情報を参照
最終確認
2026-08-25
リスク区分
high

解説

Trade Intelligence

Affected(対象): 米国輸入者が海外製造者へ材料、部品、金型、工具、設計などを無償または値引きして提供する取引

Effective(基準): 19 CFR §§ 152.102–152.103の現行規定を基準(2026年8月25日確認)

Action Required(今行うこと): 輸入者・製造者・第三者間の無償支給を棚卸しし、価値・輸送費・配賦方法がインボイス価格へ含まれているか確認する

要点

海外の製造者へ無償または値引きして提供した材料・部品・金型等は、請求書に載っていなくても、米国税関評価上の「assist」に該当することがあります。取引価格による評価では、assistの価値を適切に配賦して、実際に支払ったまたは支払うべき価格へ加算することが原則です。ただし、すでに価格へ含まれている額を重複加算するものではなく、十分な情報に基づく必要があります。

Assistに該当し得る4類型

19 CFR 152.102は、米国向け輸入品の生産または輸出販売に関連して、買手が直接・間接に無償または低価格で提供した次のものをassistとして定義しています。

  1. 輸入品に組み込まれる材料、部品、類似品
  2. 輸入品の生産に使用される工具、ダイ、金型、類似品
  3. 輸入品の生産で消費される物品
  4. 米国外で行われ、輸入品の生産に必要なエンジニアリング、開発、アートワーク、設計、図面等

なぜインボイス金額だけでは足りないのか

19 CFR 152.103では、取引価格を、米国への輸出のために販売された商品の「実際に支払ったまたは支払うべき価格」に所定の項目を加えた額として扱います。その加算項目の一つが、適切に配賦されたassistの価値です。

たとえば、米国輸入者が海外組立会社へ部品を1個1ドルで無償支給し、組立費として50セントだけ支払う場合、規則の例では組立品の取引価格は1ドル50セントになります。さらに1,000ドルの金型と海外工場までの輸送費100ドルを提供した場合、1,100ドルを合理的に生産数量へ配賦します。

価値の決め方

  • 第三者から購入した材料・部品等:原則として取得費
  • 買手または関係者が製造したもの:原則として製造原価
  • 工具・金型等:取得費または製造原価。以前の使用がある場合は使用状況を反映して調整
  • いずれも、該当する場合は海外の生産場所までの輸送費を含める
  • 修理・改造が価値を増加させる場合がある

配賦方法

Assistの価値は、事情に適した合理的な方法と一般に認められた会計原則に従って輸入品へ配賦します。すべての予定生産品が米国向けであれば、最初の輸入で全額を申告する方法、最初の輸入時点までの生産数量へ配賦する方法、予定総生産数量へ配賦する方法などが規則上示されています。実際に認められる方法は、輸入者が提出する資料と事実関係によります。

注意すべき境界

米国内で行われた設計・開発等は、同じ扱いにならない場合があります。また、無償支給した物品が生産へ組み込まれたか、消費されたか、単に紛失したかでも分析が変わり得ます。無償支給という事実だけで、すべてが同じ方法で加算されるわけではありません。

今週確認すべきこと

  • 購買・設計・生産技術・経理の各部門が海外工場へ提供しているものを一覧化する
  • 提供者が米国輸入者本人か、親会社・関係会社・第三者かを確認する
  • 取得費・製造原価・海外工場までの輸送費を裏付ける資料を保存する
  • 予定生産数量と米国向け数量を確認し、配賦方法を文書化する
  • インボイス価格へ既に含まれるかを確認し、重複加算を防ぐ
  • 通関業者へ資料を渡し、申告方法または評価ルーリングの要否を確認する

現時点で不明な点

Assist該当性、価値、配賦、訂正方法は取引構造と資料によって異なります。本稿だけで個別取引の申告価格を決定することはできません。

公式原文

免責

本資料は一般的な情報提供を目的とするものであり、法的助言、拘束力ある税関評価判断、または正式な申告指示ではありません。実際の評価・申告・訂正判断は、資格を有する通関業者、通関弁護士、またはCBPに確認してください。

最終確認日: 2026年8月25日/更新履歴: 初版作成

本記事は一般的な情報提供を目的とし、法律・税務・通関・各種規制に関する助言ではありません。個別案件の最終判断は、関係当局および適切な資格を有する専門家にご確認ください。

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